やりがいは意欲に繋がる

看護師の仕事は、一般的に3K「きつい・汚い・危険」と言われています。外部からも分かる通り、仕事内容は過酷の一言で、一般的な肉体労働の他に精神的な辛さもあるという大変なものとなっています。それでも望んで資格を得て働く人は多くいて、看護学校の研修で現場を目の当たりにしても辞めることはなく、そういった人たちによって日本の医療現場は支えられているのです。世の中に仕事は幾らでもあり、探せばずっと楽なものも多くあります。それでも看護師を目指す魅力というものがあって、誰かを救いたい・助けたい・支えたいといった奉仕の精神が根底にあって支えてきているのです。しかも、看護というのは必ずしも救える命だけではなく、手当ても空しく亡くなっていく患者も見届けなければいけません。その際、精神的なショックは大きいでしょう。慣れるといっても心が麻痺することはなく、そのたびにそれぞれ何らかの感慨を抱きます。そして、そういったものを乗り越えてベテランになっていき、次の世代を育てていくのです。少子高齢化が叫ばれている中、この先も看護師の需要はさらに高まっていくことが予想されます。それゆえ、看護師は時には自分自身を振り返って疲れている時にはしっかりと休む、好きなことをしてストレスを解消するなど、労わることも必要となります。大変な仕事でもやりがいを持つことは続ける意欲につながり、そういった人たちが医療の現場を支えているのです。

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